「フィンテックで銀行の利益が60%減」とマッキンゼーが予測しているらしいよ

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こんにちは、blankfeinです。

今日は、ちょっとおもしろい記事を見つけたので、紹介します。

diamond.jp

 フィンテックで銀行の利益が60%減少

マッキンゼーは、9月に発表した「グローバル・バンキング・アニュアル・レビュー」の2015年版において、今後10年間で、フィンテックによって、銀行の利益が60%減少し、売上が40%減少すると予測した。 

 ちょっと前、アクセンチュアも同じようなレポート出してた気がするけど、そんときは3割減とか書いてた気がする。

なんか増えてるぞ。

決済を握るものが、プラットフォームの覇者となるでしょ

 アップルは昨秋、決済サービス「アップルペイ」を開始した。クレジットカードの情報がiPhone6の中に入っているので、カードを持ち歩く必要はない。

 クレジットカードの情報を握っているのは、アップルのプラットフォームとしての強みだよな。

グーグル・ウォレットの破壊力

グーグルは「グーグルウォレット」と呼ばれる決済アプリをスマートフォンに標準搭載するよう、AT&Tなどの大手通信会社と提携している。

AT&Tと提携しているとは知らなんだ。

グーグルウォレットは、お財布ケータイみたいなもんで、元NTTドコモ執行役員の夏野剛さんがつくったi-modeより遅れてきたサービスともいえるんだが、グーグルウォレットが凄いのは、通信キャリアじゃなく、世界中の情報を整理し、統合しようとしているグーグルが取り組んでいるサービスだということですよ。

グーグルがやっているからこそ、位置情報とかとの関連で、マップとの連携が使えるし、歩いている最中、50メートル先のピザ屋でピザが焼きあがりましていまなら半額です、みたいな使い方もできる

なんてゆーか、うちらの生活習慣を信じられないほど劇的にに変えてしまう可能性もあるよーな。

どうしたスクエア

ツイッターの共同創業者兼会長のジャック・ドーシーが2009年に総業した「スクエア」はスマートフォンに装着した簡易リーダーで手軽にカード決済ができるサービスだ。 

 スクエアは最近聞かなくなったような・・・・・・

メタップスは日本初の有望な金融スタートアップ

アメリカのメタップス社によるオンラインクレジット決済サービス「SPIKE」も登場した。一定限度までは手数料ゼロという破壊的なサービスだ。 

 メタップスってアメリカに本社あるんだっけ?

まあ、メタップスは現在のスタートアップ界隈のなかでも異質な存在で、唯一と言っていいほど、世界で通用するスタートアップかもしれない。

なぜか、竹中平蔵氏が顧問勤めているのも驚き。

代表の佐藤さんと竹中さんがnewspicksで対談してたけど、なかなか見応えがあった。

テンセントも送金サービス

中国のメッセージサービス「微信」(ウィーチャット)を運営するテンセントは、昨年の旧正月から個人間の送金サービスを始めた。

ほいほい。

ガートナーの調査結果は覚えておくべき

米調査会社のガートナーによると、世界のモバイル決済の市場規模は、2013年の30兆円規模から2017年に70兆円規模まで拡大する。

これは覚えておこう。

ちなみに、この米ガイトナー社は、すべての企業がテクノロジー企業になるっていう予測も出していた。

勃興するソーシャル・レンディング

ソーシャル・レンディング最大手のアメリカのレンディングクラブが、2014年12月に上場し、時価総額が1兆円になった。これは横浜銀行の時価総額を超える。 

 要するに、メガバンクの一歩手前ぐらいの企業価値をすでにもっているということ。

アリババも次なる関心は「金融」

中国のネット決済市場で5割のシェアを握るアリババは、決済で得た顧客データを駆使し、小口金融に乗り出している。 

 アリババの強みはまさに購買データを持っていること

消費者の生活に根差したデータを持っていることで、金融機関よりきめ細やかな顧客管理が可能で、従来の銀行が貸し出せなかったリスクマネーを供給する役割も期待される。

スクエアで世界は変わらなかった。ビットコインは世界を変える

 クレジットカード手数料は、これまでは4-5%だったが、そこにスクエアが「破格の手数料」を導入したと言われた。しかし、手数料は3.25%だ。下がったことは事実だが、「大幅に」とは言えない。これでは、利益率が3%程度に届かない事業者は利用することができない。

 いや、そうだよな。

だからこそのビットコインなわけで。

ブロックチェーンが革新的だと言われるわけで。

金融業界の競合は、アップルやグーグルだ

金融業界における競争は、従来は基本的には金融機関同士の競争だった。しかし、フィンテックが進むと、競争環境が一変するとの意見がある。 

 いや、まさに。これまで金融業界って、「規制業種」ってこともあって、めちゃくちゃ法規制が強くて、参入障壁が高かったわけだけど、アップルやらグーグルやらアマゾンやらフェイスブックやら、プラットフォームを握る企業が金融を握りにきているもんだから、凄い大変なことになってるよな。

銀行は規制業種

金融分野でのベンチャー企業の成長には、限度があるとの意見もある。その理由は、銀行業では規制が強いことだ。

 そうなんよ。たとえば、金融ベンチャーで有望と言われているZUUなんかも、巨大銀行を飲み込むようになるとは到底思えず、最終どこかの金融機関にバイアウトされてエグジットみたいな結末な気もする。

銀行が独自のブロックチェーン

銀行が独自のブロックチェーンを導入すれば、一般の利用者にとっては何の変化もなく、銀行の利益が増加するというだけのことになるだろう。 

 銀行が独自のブロックチェーン。これは驚いた。となると、エンジニアは今後金融業界からも引っ張りだこということか、今もそうだろうけど。

金融スタートアップに投資する欧米金融機関

リーマンショック後から、フィンテック企業への出資がはじまり、2014年の投資額は全世界で1兆円程度に上ったと言われる。シティグループやJPモルガン・チェースは、ベンチャー企業の買収などを通じて、金融に関連するITビジネスを傘下に収めた。 

 シティもか。そういえば、前日経で、「フィンテック」で日米欧22行が提携、みたいなニュースがあったけど、シティも参加していた。米シティのほかには、ドイツ銀行や三菱UFJが連合を組むそうな。「打倒ビットコイン」といったところか。

邦銀はフィンテックに遅れ気味

これに対して、日本では、銀行の産業支配につながる異業種への参入は厳しく規制されている。 

 銀行が事業会社の5%以上の株式を保有したらダメっていうやつね。

銀行が楽天になる日

報道によれば、そうしした声を背景として、金融庁は、銀行が電子商取引やスマートフォン決済などの事業を運営できるように、17年ぶりに銀行規制を緩和する。

これは数か月前に出てたやつね。銀行がECをやるとか、楽天みたいになってくる。楽天も金融が非常にコア事業なわけだが。

米国ではビットコインはもはや胡散臭くない

ビットコインってまだ日本では、マウントゴックスの事件のせいで、胡散臭いもんとかそういうイメージがある気がするけど、米国では元財務長官のローレンス・サマーズ氏が、ビットコイン企業の顧問に就任したりで、胡散臭いとかじゃなくなっている

ホリエモンの意見は参考にせよ

あと、ホリエモンが数年前からおススメしてたけど、個人的に、ホリエモンは5年とか10年先を見てる人だから、ホリエモンはビットコインにお墨付きを与えているということは、頭にとどめておく必要があると思っている。

現に、いまフジテレビだって、ボーナス8割減みたいな噂がでてるけど、ホリエモン率いるライブドアに買収されかかったとき、「通信と放送の融合」だっけか、もう少しITと取り入れていれば、今みたいな、取り返しのつかないような状況になることはなかったのではないかと思う。

最近では、ネットフリックスと提携したり、いろいろはじめているようだが、もうすでに時すでに遅しで、食われる気もしている。

平野体制移行の三菱UFJは、結構イノベーティブ

日本の金融業界は、ちょっとずつだが、フィンテックに取り組む姿勢を見せているようで、この調子で、先進的なものを取り入れていってほしいな。

三菱UFJも平野さんが頭取になってから変わってきたみたいな言われ方もしているようで、要期待。

以上、blankfeinでした。

photo by bobchin1941