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排ガス規制だけじゃない!不正招くフォルクスワーゲンの創業一族による「お家騒動」

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こんにちは、blankfeinです。   排ガス規制の問題で、独フォルクスワーゲンが世間をにぎわせているようなんすけど、確かに環境規制は強まる一方で、自動車メーカーも大変だなーって感じなんですけど、一部論説で、不正を招いたのは、フォルクスワーゲン同族経営で、ガバナンスが利いてなかったからだ!みたいな意見があったんで、そっちの方面からちょっと踏み込んでみます。

フォルクスワーゲンを支配するのは、ポルシェ一族とピエヒ一族

これ実は知らない人も多いと思うんですけど、フォルクスワーゲンってめちゃくちゃ同族経営なんですよ。ポルシェ・ピエヒ両家が牛耳ってる構造。具体的には、「ポルシェ・オートモービル・ホールディングSE」っていう持株会社が、フォルクスワーゲンの株式の52.2%を握っていて、この「ポルシェ・オートモービル・ホールディングSE」の株主がピエヒ家とポルシェ家って構造。こうやって支配しているわけだ。まずはこれを覚えておこう。

創業者がフェルディナント・ポルシェという人物であることも覚えておこう

創業者は、フェルディナント・ポルシェという人で、この人は初代「ビートル」の設計者でもある。意外なのは、なんとあのヒットラーが、「すべての国民に自動車を」ってことで、国策でつくらせた会社、それがフォルクスワーゲンなんだよな。フォルクスワーゲンってのは「国民車」って意味です。   だから、国策会社って意味合いもあったりで、結局つぶれたりはしないだろって意見もある。二ーダーザクセン州も株式20%いまでも持ってるし、まあ、ただの民間企業ではないといことも覚えておくべきでしょ。

フェルディナント・ピエヒってオッサンが失脚したとみせかけて、今もキーマン

フェルディナント・ピエヒって人が、現状のフォルクスワーゲンで一番権力持ってるって言われてます。フォルクスワーゲンって、株式はピエヒ家とかポルシェ家みたいな創業一族が持ってるんだけど、経営は外部経営者に託してて、こないだまで、マルティン・ヴィンターコルンって人がCEOを務めていたんだが、一連のスキャンダルで辞任を余儀なくされて、いまのCEOはマティアス・ミュラーという人が務めている。   ただ、彼らはプロ経営者的に雇われているだけで、本当にフォルクスワーゲンの中枢にいるのは、フェルディナント・ピエヒだと言われている。フェルディナント・ピエヒは、一時期はマルティン・ヴィンターコルンとの権力闘争に敗れて、監査役会会長を辞任したんだけど、そっから、排ガス規制スキャンダルが起きて、マルティン・ヴィンターコルンが失脚。いまでは、またもやフェルディナント・ピエヒが、フォルクスワーゲンを影で動かしていると言われている。

自動車業界はグーグルとかアップルの参入がめちゃくちゃ脅威

フォルクスワーゲンは、ちょっと前、販売台数でトヨタを抜いて世界一になったにもかかわらず、今回のスキャンダルでまあ、当分は首位に返り咲くことはないだろう。あと、グーグルとかアップルとかも自動車産業に殴り込みかけてきてるし、競合も増える一方で、なかなか大変そうだ。   フォルクスワーゲンは、北米販売は弱く、中国販売は比較的強かったんだけど、今回のスキャンダルは、これまた運が悪いことに、習近平が米国訪問中だった。オバマは中国にグーグルカーやアップルカーを売りたいらしく、今回のスキャンダル発覚はオバマやグーグルやアップルにはプラスに働いたことだろう。   ふう、まあいろいろもっと突っ込むとあるんだが、今回はここまで。 ではでは、blankfeinでしたー。