much better 

京大卒のキワモノたちが金融、働き方、テクノロジー、最新の海外情報などを、アレコレと好き勝手に配信するブログメディア

御社に入ると成長出来ますか? ーワカリマテン

スポンサーリンク

f:id:cicada_shell:20151208174033j:plain


cicada_shellです。

大手の総合商社で勤務していた時に、毎年、何十人かOB訪問を受けていました。
意気揚々と色々な質問を纏めてくる学生に対し、自分なりに考えて回答をしていたわけですが、
一番答え辛かった質問ナンバーワンは、「御社に入れば成長出来ますか?」 というもの。



「成長」。。?

この質問に答えることが難しい理由は勿論、「成長」という言葉が人によって余りに違う意味を持つから。

法学部に入り弁護士になることを目指している学生にとって、休み時間に遊びでやっていたサッカーが上手くなったことは、自分の「成長」とは呼び辛いでしょう。しかし、サッカー選手になろうとしている人間にとってはサッカーが上手くなることは間違いなく「成長」です。


漠然と成長という言葉を使う場合には、自分が最終的になりたい像に「どれだけ近づいたか」がそのまま尺度になると言って良いと思いますが、学生が最終的にどのような人物になりたいのかはそりゃ学生によって違う筈で、それを先ずは明確に説明してくれないと、総合商社という場がその為の近道なのかは助言出来ない。。

アナタは最終的に、経営者になりたいのか、外人と仲良しの人になりたいのか、Youtuberになりたいのか、大きな額を動かしているという実感を持ちながら暮らしたいのか、お金が1000万円以上貰えれば何でもオッケーなのか。。。



でも、残りの人生で「本当にやりたいこと」が具体的に決まってる学生なんてそんなにいない


でも、学生なんて殆どが、「人生をこういう風に生きたい」って具体的に決まってないじゃないですか。
個人的には、それってもの凄く自然なことだと思います。

というか、学校で勉強して、校庭で部活して、居酒屋でバイトした結果、「ワタシハ、コノヨウナビジネスマンニナリタイト考エテオリマス」っていうのはむしろ飛躍してると思うんです。

ビジネスに関する自分なりの考え方が確立されるのは、ビジネスを一度ガッツりやった後であるべきだと思うんです。


結論

とは言え、


「御社に入ると成長出来ますか?」という質問に、知らねえよボォケェェ!!テメーの価値基準と俺の価値基準は違エェェンだよ!!と回答するわけにはいかないので、

僕は、自分自身の変わった部分だけを伝えていました。


「自分の部署に限った部分もあるかもしれないけど、ビジネス英語の能力が上がって、時間守るようになって、相場を読んだりという論理ゲームの能力が上がって、目上の人への接し方を学んで、外人と仕事する方法を学んで、サラリーマンという働き方以外の選択を自然にあまり考えなくなった、という感じかな。

これって、どう思う? これ、成長なのかな?」



そうすると、殆どの場合考え無しに勢い良く「凄い成長出来る場なんですね!」と返ってくる




そして、漸く気付く

あ、なんだ、答えは最初から持っていたのか と