深蒸し茶がガンに効果的：バイキングや試してガッテンで紹介されていたので色々と調べてみた

f:id:tkcross:20151201205713j:plain 誰しも長生きしたい、癌にはかかりたくはないという思いはあると思う。本日の「バイキング」で深蒸し茶がガンに効果的との内容を放送していたので、その効能や販売状況などについて調べてみた。

掛川市の深蒸し茶、以前は「ためしてガッテン」でも紹介

どうやら「深蒸し茶」が癌に効果的との内容は今回が初めてではないらしい。以前には人気番組「ためしてガッテン」で紹介されていたようだ。そもそも紹介内容だが、静岡県にある掛川市は高齢になっても健康な方が多いため、高齢者の医療費も全国平均の約4分の3に抑えられており、まさに健康長寿の町として著名であり、その要因として「深蒸し茶」があるというものだ。あまり聞き馴染みのない名称のお茶だが、一般的な煎茶と一体何が違うのだろうか。「お茶百科」（伊藤園）では以下のような説明がされている。

普通の煎茶よりも約2倍長い時間をかけて茶葉を蒸してつくったお茶を「深蒸し煎茶」または「深蒸し緑茶」と呼びます。茶葉の中まで十分に蒸気熱が伝わるため、形は粉っぽくなりますが、お茶の味や緑の水色(すいしょく)が濃く出ます。青臭みや渋味がなく、また長時間蒸されることで茶葉が細かくなり、お茶をいれた際に茶葉そのものが多く含まれるので、水に溶けない有効成分も摂取できる特徴をもっています。

一般的な緑茶と同様に、ビタミンCやカテキンが豊富な上に、通常のお茶には含まれないビタミンEやβ―カロテン、クロロフィルなども豊富に含まれるため、ガン予防に効果的であるとのこと。これは気になるなあ。

深蒸し茶の美味しいいれ方

深蒸し茶について気になってきたところで、気になる美味しいいれ方だが、先述の「お茶百科」では数の通り解説されているので紹介しておく。 f:id:tkcross:20151201205802p:plain 特に変わったところはなく、一般的ないれ方と変わりないようだ。

深蒸し茶は新型インフルエンザ予防にも効果的

深蒸し茶はガン予防に効果的であるだけでなく、なんと新型インフルエンザ予防にも効果的なようだ。インフルエンザウイルスが生きていくためには宿主となる細胞に入り込む必要があり、ウイルスは表面にスパイクという細胞に吸着する構造を持っているが、カテキンは、インフルエンザウイルスのヘムアグルチニン(HA)スパイクに結合することで、細胞表面のレセプターへのウイルスの吸着を阻止して感染を防ぐことが「お茶とともに・・・」で解説されている。ちなみに、カテキンはそれ以外にも、細胞膜表面のNA活性を阻害しウイルスの放出を抑えたり、細胞内での増殖阻害や、感染細胞のアポトーシス誘導を起こすことにより感染を軽減する効果もあるようだ。