普及するVoLTE、通話履歴の盗み見など脆弱性が発覚!あんな話やこんな話も丸裸?
Photo:すまほん
こんにちは、tkcrossです。
高音質の通話が可能で、日本国内でも普及する「VoLTE」。
しかしそこには大きな脆弱性が潜んでいることが米国で開催されているカンファレンスで発覚しました。
悪用されると第三者に通話履歴が閲覧される可能性も
ACM CCS 205カンファレンスで発表された論文によれば、昨今普及する「VoLTE」サービスには大きなセキュリティ脆弱性があるとのこと。
セキュリティホールを悪用することにより、通話履歴の閲覧のほか、電子決済サービスを利用して、実際の請求金額よりも高い金額を請求することが可能になるとのことです。
すでにT-Mobieは対応を発表
今回は米コロラド州におけるカンファレンスということで、まだ日本においてこの問題は頻繁に論ぜられていませんが、米モバイル大手のT-Mobileはすでに対応することを発表。ベライゾンとAT&Tは現時点において対策を発表してはいませんがこれに続くものと思われます。
国内キャリアも続くか
ご存知の通り、「VoLTE」のサービスは国内大手3キャリアともに導入しており、最新機種を中心に普及しています。
今回のセキュリティホールに関する話題は無視できないものと思われますので、この話題がさらに大きくマスコミ等によって報じられれば、今後何らかの発表があるかもしれませんね。
いずれにせよ、通話履歴が閲覧されて困る人は、LINEなどのネット通話サービスを使うなり気を付けましょうね〜。
Source:ACM