銀行預貯金をレジで!ってレジに引き出すお金が場合はどうするんだろう?参入するスーパーは?
本日の朝日新聞で結構面白い報道があった。
内容としてはとても新しいが、色々と疑問や思うことがある。
レジにお金がなければ引き出せないの?
この記事の骨子としては以下の通りだ。
利用者は店員に金額を指定し、ボタンで暗証番号を入力する。レジの現金を受け取り、その分、口座の預金が減る仕組み。利用者の手数料は無料になる見通しだ。全国1100以上の金融機関が扱い、キャッシュカードで買い物ができる「J―デビット」に対応していれば、どの銀行のカードでも使える。
発想としては素晴らしいし、実現してもらいたいと思う一方で、疑問もある。
そもそも、レジに引き出せるだけのお金がない場合はどうするんだろうか。ある程度上限設定がないと、スーパー内の現金がかなりの勢いで減ってしまうよね。てか、本当に始まったら、レジの係員としてはこの上なく鬱陶しいだろうなあ。
参入するスーパーは「イオン」くらい?
このあたりは何も言及がないので現時点でわからないけども、参入するとすれば流通大手の「イオン」くらいかな?銀行業もやっているし、建屋内に一定の現金は今でも用意しているはずだしね。
宅配業者がカードによる着払いのため持ち歩いている携帯型端末を使えば、お年寄りなど移動が難しい人が自宅の玄関先で預金を引き出せるようになる。
ともあるが、宅配業者がそんな多額の現金を持って大丈夫だろうか。
これってクレジットカードの普及を諦めたということでいいですか?
もはや韓国では国策としてクレジットカードをはじめとした電子決済の普及が進められたが、こと日本においては思うように普及が進んでいない。
カード会社クレディセゾンによると、13年度の日本の個人消費に占める現金決済の割合は54・4%。クレジットカード(13・8%)やデビットカード(0・2%)などを大きく上回り、現金で支払う習慣は根強い。
とあるが、これは巨額の投資をしてこれまで構築してきた電子決済ネットワークに対して、一定の見切りをつけたと取っても良いのだろうか。だとすれば、実にもったいない話だ。
今後色々と続報が出てくるだろうが、気になる話だ。