iPhone6sのA9チップ問題で台湾政府がお怒り!真のバッシング標的はサムスン?

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iPhone6sの発売から約1ヶ月が経過しました。その間話題となったのは搭載されているA9チップの性能差問題

韓国メーカーであるサムスン製のA9チップは、台湾メーカーであるTSMC製のA9チップと比較して劣っているのか否かというのが論点ですが、どうやらこの問題に関して、台湾政府はAppleに対してややお怒りのようです。

台湾ではサムスン製が多数派

台湾は性能面で劣るとされるサムスン製のA9チップを搭載したモデルが多く流通しており、どちらかと言うと「ハズレ」の流通地域であると言えます。自国で作られたチップの方が「アタリ」なのに・・・。

消費者の立場としては、自身が「ハズレ」のiPhoneを使うことになってしまったというのは受け入れがたい事実でしょうし、Appleもたとえ実際の使用においては性能差がないとしても、一般的な電子機器の調査の中でこのような性能差が生まれてしまうような部品を採用してしまった点は悪いといえます。

台湾政府はAppleに対して製品のテスト結果などを公表するように求めています。
しかし、1製品の性能に対して国家が介入するというのは非常に珍しい例であり、今回のようなことはここ数年を確認しても、あまり世界的に見かけない事態です。一体背景には何があるのでしょうね。

どちらかといえばサムスンを攻撃したい気持ち?

国家的に電子機器の製造を拡大していきたい台湾としては、韓国サムスンは大きな壁です。このところ、業績は一時期ほどよいとは言えないまでも、サムスンがまだエレクトロニクス業界における巨人であることに変わりはないでしょう。

そういう面でいうと、台湾政府はAppleを攻撃したいというよりは、サムスンのイメージを間接的に落としたいのかもしれませんね。

ちなみに、米コンシューマレポートが本日、A9チップの性能差は日常使用において差し支えがない程度との調査結果を公開しています。昨年のベンドゲート問題もそうですが、やはりApple製品は売れすぎるだけにこうしたヤッカミのような事案が発売後は多くなりますね。

なんだか論点と最後に話している話題がズレてしまいましたが(笑)、本日のAppleの話題は以上です。

source:NCC