アン・ハサウェイ主演映画が教える日本社会に必要な3つのコト

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本編のネタバレは無いのでご安心下さい。


↓公式HPwwws.warnerbros.co.jp

さて、先日アメリカでは9月に公開された「The Intern」、日本では「マイ・インターン」のタイトルで10月に公開されました。
日本でも若い女性からの圧倒的人気を誇るアン・ハサウェイ主演という事に加え、その美しいストーリーが既に話題となっています。
また、いまだゴッドファーザーのいかついイメージを連想させるロバート・デ・ニーロが男性でもときめく様な紳士的な役柄を演じている点もファンの心を鷲掴みにしています。
The Intern HP(English)
マイ・インターン HP
(著作権の関係上、トップ画像はamazon associateバナー参照。小さくて失礼します)

さて、そんなマイ・インターンには様々な社会トレンドが至る所に見られました。ざっくりキーワードをあげると、「女性の社会進出」「イクメン」「スタートアップ」などでしょうか。とにかく考えさせられる事が多い同映画よりいまの日本社会に必要な5つのコトをまとめてみました。

1. 女性だからでなく、フェアに能力を認める文化を作ろう

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画像参照 : Saretube
本編の予告編にもある通り、マイ・インターンは女性起業家に焦点をあてた映画です。日本でも最近女子大生起業家や20代で起業して頑張っている女性起業家が多くなってきました。しかし、まだまだ多くは一会社員として大手企業に勤める女性が大多数です。

しかし、そこで出世して役員や管理職になっていく女性がどれだけいるでしょうか。結婚しても仕事を続けたい、仕事が好きだから結婚はまだいい、そんな働く女性が多くなっている今でもまだ、女性の組織内評価は正当に行われていない様に思われます。

私は女性をもっと出世させろとは言いません。ジェンダーに捉われない評価をすべきだと主張したいのです。高学歴のA君が10件の契約を獲得、女子大出身のB子さんも10件の契約を獲得。最高評価Sは一人にしかつけられない場合、バックグラウンドや容姿でバイアスをかけずに、契約に至るプロセス等、正当な基準で評価をする文化の醸成がまだまだ日本には必要だと感じます。

2. 前にならえ教育をやめよう

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個性を出し色を出すと嫌われる日本社会。ルールに従う事は悪いコトではありませんが、価値観のハコに閉じ込めようとする古い慣習は捨てましょう。日本は義務教育時代から2次関数を教えている時に掛け算の九九ドリルをやっている生徒もなんとか一緒に進んでいこうという教育をします。

私は小学生時代から、なぜ先に進めず一番遅い子を待つのか不思議でなりませんでした。それ以来、中学ではほとんど授業は聞かず、自分で塾や独学をしていました。
アメリカでは当然飛び級制度があり、"Gifted"つまり才能を与えられし子は幼くも大学入学する子供までいます。早い遅いはどうでもよく、皆同じペースで同じことをしよう!という教育が良くないのです。

よく起業家やスタートアップ社員は変わっていると言いますが、それが正常ではないでしょうか?大組織の中で個性を出さず一つのコマになってしまったら、存在価値を見失い、アフター5に同期と愚痴り合うなんてことになってませんか?答えは自分で見つけていく様な、教育文化が芽吹くコトに期待します。

3. 面白い人生を生きよう

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画像参照 : lifehacker
アン・ハサウェイは映画の中で、一歩先は闇で倒産や多忙ゆえに家庭崩壊の可能性もある起業家としてのタフな生活を送っています。しかし、一方で自身の仕事に誇りを持ち真に心からそれを愛し、楽しんでいます。旦那さんも自らの仕事をやめ主夫に転身し、途中苦悩はあるものの、彼女を愛し、子供を愛して主夫をやり遂げています。

日本では大企業、"ホワイト"企業に就職したら勝ち、そんな名だたる会社の人、医者、弁護士などの専門職の人と結婚したら勝ち。そんな風に思っている人で溢れています。それは個人が幸せなら全く問題ないと思います。しかし、日本の自殺者、過労死、鬱の方の数を見て下さい。少なくともそこには大きなストレスが存在するコトは否定できません。
私は、不満ならやめなさい、やりたいコトをすればいい、と言いたいのです。世間、周りの目や偏った一般の価値観に捉われて行動せずに、自分の意思で動いている人は、お金持ちであれ細々とした暮らしをしている人でも最高の笑顔を見せますよ。私はそうした人としか付き合わないようにしています。

社会が、ルールが、という枕詞は捨てて、自分が好きな様に幸せに暮らす人が増えて行くといいですね。