バーゼル規制で有名な国際決済銀行(BIS)が、ビットコインで中央銀行システムが脅かされるってレポートを出してたって話。
こんにちは、blankfeinです。 銀行時代の同期で、外資コンサルを経由して、いまは起業している友人からおもしろい記事がLINEで送られてきたので、共有しておく。 彼はやたらフィンテックに明るく、ビットコインとかブロックチェーンがらみのニュースがあれば即送ってきてくれるなかなかナイスなガイなんだが、このニュースは今ままで彼がおくってきてくれたどのニュースと比べても、一番破壊的なので、読んでほしい。
国際決済銀行(BIS)が、ビットコインのハンパないインパクトに言及
[blogcard url="http://btcnews.jp/bis-suggest-bitcoin-could-be-disruptive-technology-for-central-bank/"] 国際決済銀行(BIS)って、いわば、中央銀行の中央銀行みたいなもので、まさに国際金融システムの頂点に君臨するような機関なんだが、そこがなんと、ビットコインが中央銀行制度を終わらせるみたいな報告をあげたというのだ。これはけっこうすごいインパクト。ちょっと内容について見ていこう。
ビットコインで通貨発行益が脅かされる
まあ、当たり前の話なんだが、あらためてBISに言われると、事の重大さがわかる。いままでって、中央銀行ってお金を刷るだけで、通貨発行益ってものを得ていたわけなんだが、それが無理になる。なんか、中央銀行の存続すら今後危うくなりそうやね。 あとは、中央銀行の金融政策が効かなくなるって話も。これも当たり前だよな。円でもなくドルでもなく、ビットコインが主流になったら、円を刷ろうがドルを刷ろうが円金利を下げようがドル金利を下げようが、意味がない。まったく意味がない。
国家という枠組みがオワコンになるのかも
記事には最後に以下のような記述がある。ちょっと引用しておこう。
中央銀行が通貨発行益による収入源を失うということは、すなわち国家の権益が損なわれるということだ。換言すると、これまでの常識が一切砕かれ、国家という枠組みを再考する機会を与えられたということだ。その事実として、日銀をはじめとし、中央銀行がビットコインやブロックチェーン技術の潜在的脅威について真剣な議論を交わしているという点は、重大なパラダイム・シフトとして認識すべきであろう。
うん、こんなパラダイム・シフトはないね、まじで。ただ問題は、銀行時代の同期としゃべっても、誰一人としてビットコインとかブロックチェーンについて語れる人間がいないということだ。 まじで今から勉強しておけば、第一人者になれるから、ほんとキャッチアップしておくといいよ。金融業界のあらゆるビジネスパーソンにおススメする。 しかも、これは、偉い人とかはビットコインとか押さえておくべきトレンドとか重要ワードってことは認識しはじめてるから、詳しくなっとくといろいろ重宝されるかも。
ビットコインについてはFacebookでいろいろグループがあるから入っとけ
ビットコインがらみでは、いろいろ東京ビットコイン会議みたいなグループが立ち上がってるんで、見ておくといいと思います。 あとは、ZAIFの広報担当の藤本真衣さんとかもフォローしておくと有益な情報が得られるかも。
通貨は最終的に個人が発行できるようになる
あと、ちょっと外れるけど、しゅうまいさんってプロブロガーの方も、しゅうまいコインっていう、個人で通貨つくってるんで、フォローしておくと面白いかも。 これはすごい試みで、通貨が昔は国家しかつくれなかったけど、最近ではツタヤのTポイントとか、楽天ポイントとか企業通貨なるものができてきて、最終的には個人が通貨になると言われている。しゅうまいさんは、この未来を先取りしているんだと思っている、個人的に。 彼女はツイッターとかブログが黎明期のころからやってて、いまでは大御所的なブロガーだから、まあ、先見の明がすごいのだろう。というわけで、疲れたので本日はここまで。ではでは、blankfeinでしたー。
【2020年4月15日追記】
このブログ、かなり更新が滞っておりましたが、ちょこちょこ追記していこうかと思います。今、振り返ってみても、なかなか先進的なことを書いていたなとか思ったり。ちなみに、2020年4月15日現在、仮想通貨やビットコインはまだまだ怪しいと言われる面はあるものの、知名度に関しては、もはやほとんどの人が知っているという段階だと思います。仮想通貨を理解するためにちょっと触ってみたいと言う方には、こちらの記事が役立つかもしれません。